カスタム検索

夏姓大宗由来記 (その12以降)について


阿麻和利の乱で活躍した大城賢雄の活躍の様子は、

『夏姓大宗由来記』で詳細に記録されていますが、その様子は

「阿麻和利の乱」の勝連城攻略 賢雄 首里城に凱旋 で紹介してありますので、

夏姓大宗由来記(その12)以降は省略します。

次回より琉球歴史に関する歴史エッセイを紹介したいと思います。






夏姓大宗由来記(その11)勝連城で決戦


大城あざ笑ひ汝さしくも出向いたり、我まつ鑓を試さんとて、塵埃を踏あげ鑓をひねって一撃で馬より突落す。

下庫理急に身を傾けて之を避け、大いに肝を冷し、本陣へ逃げ去る。

勝連の陣より是を見ていた真呉、白先、氷角、赤舛の四大将、兵を率いて一度に出て四方より取囲んで塵り埃り天をくらまし、喊声地に振う。

鬼大城少しも恐れず、鑓を持って左に突き、右に当たり一上一下一往一来、龍が大海に躍り虎が山岳を走るが如く、四人の大将に渡り合、時移るまで戦ふ。

又中山の陣より大城賢休、平良賢膺二人とび出て力を合わせて一人も餘さじと、飛びかかれば、勝連の軍兵恰も風雲を巻くが如く四方へ乱れ散る。

勝連の大将屋慶名赤、味方弱りたるを見て手勢を率いて進み来る。鬼大城是を見て勝連の逆賊速に首を渡せと叫ぶ。

赤大いに怒りて斧を振って飛びかかる。大城鑓を携え鉾を交えて一時の間だ戦えども、未だ勝負をわかたず鬼大城やがて鑓を左手に持、右手に鉄の大鞭を振上げて、赤が真甲を微塵に打ち砕き、勢に乗て切て廻るに、勝連の兵夥しく討たれて我れ先に城中へ逃げこもり、固く守りて城を出ず。







夏姓大宗由来記 (その10) 勝連征伐


幸に四方の軍勢馳せ来たりて内外より包囲し攻ければ、阿麻和利不勢にて防ぎがたく、右手や左手に心を配て勇を振ひ、命限りに攻め戦い、漸く一方を斬破て後をも見ずに逃げ去る。

王彌怒り大城に命じて大将とし、勝連を征伐せしむ。

此時、五爪龍の貫紋金緞子衣装並びに影光の刀大小を賜ふ。

大城命を受けて軍兵を整え、弟大城賢休、平良賢膺を副将として翌日、大軍勝連に挑んで進発す。

阿麻和利官軍の到るを見て、南門の前にて陣を取る。

鬼大城槍を堤て真先に馬を出し、大音挙げて曰く、阿麻和利匹夫汝は元北谷間切屋良村、名もなき百姓の子、卑賤の輩幸に今勝連按司に封せられて勝連の地方を保つ。

過去は貧鄙の昔を忘れず徳を慎んで莫大な御恩を戴くべきに、猶飽足らず、妄に謀反をなす。是甚だ不忠なり。故に王我に命じて汝を殺させ、人臣不忠の戒めとしたまふ。

早く首をのべて刀を受けよ。と呼ばはりければ、
阿麻和利からからと打ち笑ひ、汝は我妻の僕臣、我は即ち汝が君なり。汝却て我を謀反と云うか。と云ひて大いに笑ふ。

鬼大城攻めかかれば、勝連の陣より百次馬を躍らせせて出迎ふ。




にほんブログ村 歴史ブログ 琉球・沖縄史へ
にほんブログ村
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。