カスタム検索

史跡と伝説をたずねて(その7) 金丸生誕の地


 宿は民宿であるが部屋も寝具も新しいものばかりで、室内の色彩空間は和やかに調和されているのがさわやかであった。

 どの色が特にどうというものではく、室内装飾は、すべて中間色でしかも新しいものであるためか、新鮮な色彩をかもし出し、室内空間を和やかな雰囲気に満たしているのが心地よかった。

 幻想的な色彩空間の真新しい部屋で、一日を振り返ってみると、天の岩戸伝説の岩山のことがどうしても思い出される。

 古代の人々は神秘的な岩山や石に神の宿る霊場を見出し、または、そのような条件を備えた高台や山にグスクを造り、霊力を信仰し、そのことを大切にしてきたにちがいない。
 
 翌日は午前八時過ぎに伊是名の史蹟見学に出発した。最初に金丸(尚円王)生誕の地「御臍所(みふそじょ)」を見学した。そこは大きなふく木が高くのびのびとそびえ、敷地内の中心に「尚円王生誕地屋敷内みほそ所」と書かれた石碑が立てられてあった。

 伝説によると金丸が実際に生まれた所は現在の「みほそ所」の西側で、そこは以前竹藪があり、大きな石があって、その石の所が出生の場所であったと伝えられている。
 
 しかし、生誕の場所は馬小屋に近い所であったため、高貴な人の生誕地としてはまずいとのことで、尚真の代に現在の「みほそ所」は造られ、島の人々から「お庭」と呼ばれていたとのことであった。



にほんブログ村 歴史ブログ 琉球・沖縄史へ
にほんブログ村
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。